「なんで…またLINE続かなくなるんだろう」
「会話してても、なんか相手がつまんなそう…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
もしかしたら、あなたの話し方に原因があるのかもしれません。
とくに注意したいのが自分語りばかりになっている会話です。
悪気はない。むしろ「もっと自分を知ってほしい」「沈黙になりたくない」という前向きな気持ち。
だけどそれが、相手にとっては「一方通行」「ちょっとしんどい」と感じさせてしまっている可能性があります。
この記事では、
・ なぜ自分語りが恋愛を壊してしまうのか
・ 無意識にやってるNG会話の特徴
・ 会話が自然にキャッチボールになる3つのコツ
をわかりやすく解説していきます。
「話すのが苦手」でも、「盛り上げ下手」でも大丈夫。
話し方ひとつで、あなたの印象はガラッと変わります。
なぜ自分語りは嫌われるのか?

一見すると「話題を出して頑張っているように見える」のが自分語り。
しかし、恋愛初期においてはそれが逆効果になる場面が多く、相手との距離を縮めるどころか、かえって遠ざけてしまう要因になることも。
ここでは、その理由を心理的な側面から解説していきます。
会話がキャッチボールにならない
会話は本来、相手との「やり取り」で成立するもの。
ところが自分の話ばかりが続くと、相手が発言する隙間がなくなり、独演会のような状態に。
すると、相手は「ただ聞かされている」感覚になり、やがてリアクションが薄くなったり、LINEの返信が遅くなったりします。
「何か話さなきゃ」と頑張ってるつもりでも、キャッチボールが成立しない会話は、相手の心に届かないのです。
相手に「興味を持たれていない」と感じさせる
人は「自分に関心を持ってくれる人」に好感を抱きます。
逆に、いくら楽しそうに話されても、自分の話を全く聞いてくれないと「この人、私に興味ないんだな」と感じさせてしまいます。
とくに恋愛初期では、相手も「この人どんな人なんだろう?」と探っている段階。
そこで自分語りオンリーだと、「自分のことしか考えてない人」という印象が強まってしまい、会話そのものに温度差が生まれます。
恋愛初期で自己完結型になるリスク
恋愛がまだ始まったばかりの段階では、お互いの距離感を見ながら会話を構築していく繊細な時期。
ここでの自分語りは、「まだ親しくないのに急に距離を詰められた」と思わせるリスクがあります。
また、自己完結的な話し方は、
✔ 質問がない
✔ 共感がない
✔ 話の広がりがない
という特徴を持ちやすく、相手から「一緒に話していても楽しくない」と思われてしまうことも。
ありがち!自分語りトークの具体例

「そんなつもりはなかったのに…」
でも気づけば自分語りばかりになっていた。
それは、恋愛に不慣れな男性が、無意識にやってしまいがちな失敗パターンです。
以下の3つに心当たりがあれば、少しだけ立ち止まって見直してみましょう。
・「俺のこともっと知ってほしい」→武勇伝・過去自慢
「俺、大学時代に●●やっててさ」
「昔バイトでめっちゃ稼いでたんだよね」
そんな話をしているとき、あなたは自分を知ってもらおうという前向きな気持ちかもしれません。
しかし、恋愛初期における自分を売り込むアピールは、相手にとっては「自慢話」「自己完結の独演会」に聞こえてしまうリスクが高いのです。
相手が「へぇ〜」「すごいね」で終わってしまったら、それはもう興味が止まってるサインかも。
「沈黙が怖い」→とりあえず話すが内容は全部自分
初対面やデート序盤で、沈黙が訪れると焦ってしまう気持ち、よくわかります。
でも、焦って「そういえばさ、俺さ…」と埋めるように話す内容が全部自分のことになっていませんか?
沈黙を恐れるあまり、自分のエピソードで穴埋めしてしまうと、会話の主導権は一方的に自分に寄ってしまい、相手は「ただ聞かされてるだけ」の状態になります。
「喋ってるのに、盛り上がってない…」という場合、沈黙の扱い方に問題があるかもしれません。
「趣味アピール」のつもりが一方通行の独演会に
たとえば、好きな漫画やゲーム、休日の過ごし方――
「共通点を見つけたい!」という気持ちで趣味の話をするのは悪いことではありません。
でも、それが
「俺は〇〇っていうゲームが好きで…」
「でさ、その作品の何がいいかって言うと…」
と一方的に語り続けるスタイルになってしまうと、相手はついていけなくなります。
本来の目的は「相手と共有する」ことのはず。
自分が気持ちよく話すことが目的化してしまっていないか、一度立ち止まってみましょう。
こんな人は要注意!自分語りをしがちなタイプ

「自分語りなんてしてないつもりなんだけどな…」
そう思っていても、実は無意識にやってしまっている人は多いものです。
とくに以下のような傾向がある人は、自分では気づかないうちに会話で損している可能性があります。
相手に気を遣わせる空気読めない人と思われる危険
真面目で誠実な人ほど、話すときは一生懸命。
でも、一方的に話し続けるクセがあると、相手にとっては「この人、私のこと見てないな…」と感じさせてしまいます。
それだけでなく、「あ、これずっと聞いてないとダメなやつだ」と相手が察してしまい、気を遣わせる空気読めない人という印象が残ることも。
会話はあくまで相手との関係性をつくる時間。
話す量ではなく、会話のバランスが大事なのです。
「沈黙=悪」と思いすぎてる人
沈黙が怖くて、とりあえず話してしまう…。
でも、その埋める言葉が全部自分の話になると、相手にとってはただの独り言に近づいてしまいます。
恋愛初期の会話で大切なのは、「間(ま)」も含めて空気感を共有すること。
「何を話すか」より、「どう話すか」のほうが、相手の心に響く場面もあります。
沈黙=悪いもの、という思い込みを捨てるだけで、会話の空気はグッと自然になります。
会話=自己PRと勘違いしている人
「自分の良さを伝えなきゃ」
「何か印象に残る話をしなきゃ」
という焦りから、つい自分の話ばかりになっていませんか?
もちろん、自分のことを知ってもらうのは大事。
でも、恋愛における会話は勝負ではなく共創です。
相手と一緒に会話を育てるという意識がないままだと、良かれと思って話していることがプレゼンに見えてしまいます。
どう変える?キャッチボールが生まれる会話の3つのコツ

「自分ばかり話してたかも…」と気づいたときが、改善のチャンスです。
会話は才能ではなく技術で変えられます。
ここでは、誰でも今日から実践できる3つの会話コツをご紹介します。
①「質問 → 共感 → 広げる」のリズムをつくる
真面目な人ほど、「質問しなきゃ」と頑張りすぎて、尋問のようになってしまいがち。
そこで意識したいのが、この3ステップのリズムです。
質問:「最近どんな映画観た?」
共感:「あ、それ面白そうだね!」
広げる:「俺も気になってたやつ!どんなとこが良かった?」
この流れを意識すると、会話が相手軸で広がり、自分の話を絡めるときも自然な形でキャッチボールが続くようになります。
②「自分の話は3割まで」と意識してみる
自分も話したい気持ちは当然あります。
でも、恋愛初期では「7:3の割合で相手を主役にする」くらいがちょうどいい。
たとえば相手が「旅行好き」と話したら、自分の旅行話は長々とせず、「俺も一度だけ〇〇行ったことあるよ。△△が印象的だったな」くらいに抑えて、また相手に話を返す。
自分をアピールしようと頑張るより、相手の話を引き出せる人の方が断然モテるのです。
③ 相手の反応に間をあけて、拾う意識をもつ
会話が続かない人の多くは、「話し続けなきゃ」と焦って、相手の反応を見ずにどんどん話題を変えてしまいます。
でも、実は間をあけることで、相手の本音や感情が出てくることも多いんです。
・相手が笑った → なにがツボだった?と掘り下げる
・相手が「へえ」と言った → 興味が薄い?話題変える?
こうした拾い力を鍛えると、会話はぐっと心地よくなります。
喋ることよりも、聞く力が恋愛では鍵になるのです。
NG例と改善テク|印象が変わるLINE・会話の実例集

「何を話すか」よりも、「どう返すか」で印象は大きく変わります。
ここでは、ありがちな自分語りや会話の奪いを改善し、キャッチボールが生まれる返し方を具体例で紹介します。
NG:「俺って昔から〇〇でさ〜」
→ 改善:「〇〇って興味ある?」
解説
「俺って昔から〇〇でさ〜」という言い回しは、相手の話題を広げる前に自分のエピソードに飛びつくため、「この人、自分のことしか話さない」と思われやすい典型例です。
改善策は、まず相手の興味を中心にする質問に切り替えること。
「〇〇って興味ある?」と投げかければ、相手が自然に話しやすくなり、そこから自分の経験を絡める形で会話が広がります。
NG:「あ、それ俺もやったことあるよ!○○でさ〜」
→ 改善:「それすごいね!どうだった?」
解説
「俺もやったことある!」と張り切ると、相手の話題を横取りして自分語りモードになりがちです。
「どうだった?」の一言を添えるだけで、相手が主役の会話に切り替わり、聞き上手な印象を持たれます。
NG:「この前、俺〇〇行ったんだよ」
→ 改善:「〇〇って行ったことある?」
解説
「この前、俺〜」は自分発信100%のトーク。
「〇〇って行ったことある?」と先に相手にパスを出すことで、共通の話題が見つかりやすく、キャッチボール感のある会話になります。
NG:「俺は〇〇派なんだよね」
→ 改善:「〇〇ってどう思う?」
解説
自分の意見を先に出すと、相手が「反対意見を言いにくい雰囲気」になってしまいます。
まず「〇〇ってどう思う?」と相手の考えを引き出し、共感や感想を返す方が会話がスムーズです。
NG:「俺もその話、知ってるよ!〇〇が〜」
→ 改善:「あ、それ知ってる!〇〇って面白いよね」
解説
知識を披露しようとすると、相手の話を奪った印象に。
「面白いよね」「そうだよね」と一度共感を挟んでから話すと、気持ちよく会話が続きます。
まとめ|話す量より伝わる距離感が恋愛の鍵
何をどれだけ話すかよりも、どれだけ相手の心に届くか。
それが、恋愛における会話の本質です。
うまく話そうとするほど、空回りしてしまう。
自分を知ってもらいたいと思うほど、一方的になってしまう。
不器用な優しさを持った人ほど、そんな矛盾に悩むものです。
でも安心してください。会話は、技術で変えられます。
たとえば、
・話すより聞くを1つ増やす
・沈黙に焦らず、間を受け入れる
・相手の言葉を拾うことに集中してみる
それだけで、印象は驚くほど変わります。
そして、また話したいと思われる人になっていきます。
恋愛は、言葉でつながるものではなく、言葉の奥にある「温度」でつながるもの。
その温度が伝わったとき、きっとあなたの想いも届くはずです。